ジャニーズの記者会見で井ノ原快彦が無礼な記者の質問にさすがの対応を見せてくれました。ここで、企業会見における対応の見極めというリスク管理が注目されています。
本記事では記者会見に臨むエグゼクティブたちのために希代の論客たちの対応、特に無礼な記者への対応方法を紹介します。皆様に有益な情報となれば幸いでございます。
ジャニーズ問題とは？
ジャニーズ事務所、一つのエポックを築いた日本の大手芸能事務所が、2023年に深刻な問題に直面しました。創設者であるジャニー喜多川氏が、50年以上にわたり、所属タレントを中心とした多くの男児や未成年男子に対して児童性的虐待を行っていた疑惑が浮上しました。この問題は、ジャニー氏が持っていた社長としての立場と芸能界における強大な権力を背景に、長年にわたり隠蔽されていたとされています。
この一連の問題は、エンターテインメント業界におけるパワーハラスメントや性的虐待の問題を改めて浮き彫りにし、業界全体の見直しを迫る大きな事件となりました。
記者会見の経緯
2023年10月2日には、ジャニーズ事務所から重要な発表がありました。事務所の社名は「SMILE-UP.」に変更され、被害者への補償を行った後、廃業することが明らかにされました。新しい会社を設立し、現在のタレントと新しい形での契約を結ぶ方針も発表され、新会社のトップには東山紀之氏と井ノ原快彦氏が就任することとなりました。
補償窓口の設置、対応
被害者の補償窓口には、9月30日時点で478人からの申し出があり、325人が補償を求めているとのこと。その中で、ジャニーズ事務所への過去または現在の在籍が確認できたのは約150人と報告されています。
井ノ原快彦さんが無礼な質問にさすがの対応
東山紀之さんも同席した会見でしたら、井ノ原快彦さんの毅然とした対応には多くの共感と支持が集まっています。
企業経営者として、井ノ原快彦さんの対応に何が良かったのか？しっかりと具体的に理解することが大切です。
「ちょっと一言いいですか？」
井ノ原快彦さんは一社一質問というルールを無視する無礼な記者に一言、「ちょっと一言いいですか？」と切り出しました。
「こういう会見の場は、全国に生放送で伝わっておりまして、小さな子どもたち、自分にも子どもがいます。ジャニーズJr.の子たちもいます。それこそ被害者の方々が、自分たちのことでこんなに揉めているのかって、僕は見せたくないので。できる限り、ルールを守っていく大人たちの姿を見ていただきたいと思っていますので、どうかどうか落ち着いてお願いいたします」
記者会見はやり玉に挙げられる場所ではありません。井ノ原快彦さんは毅然とした対応で企業に残る従業員を守っています。
「落ち着いていきましょう、ね」
これは中々言える言葉ではない。怒号飛び交う野蛮な記者たちの中で、委縮しない人は少ないと思います。そこで井ノ原快彦さんの仏が民を諭すような優しい言葉には誰もが注目し、共感しました。
「え？そうですか？マジですか？」
1人の初老の記者が井ノ原快彦さんがタレント育成に関わることで「副社長としてジャニーさんの性加害を容認しているように映る」と主張しました。その意見に思わず出た言葉です。これは多くの視聴者の心をワシつかみにしました。
各論客の対応を参考にする
企業やVIPのやらかし、事件などに対応した記者会見を開く際には井ノ原快彦さんみたいな人材がいるとは限りません。よって、過去や現在の偉人、論客の対応を学んで活用することが重要になってきます。
ここでは世に知れた論客の記者会見対応例をご紹介します。
ひろゆき氏の場合
ひろゆき氏（西田博之氏）は2ch創設者にして日本を代表する批判家です。フランスに在住しながらも様々な日本人を挑発し激怒させています。そんなひろゆき氏がジャニーズ記者会見に代理で出たケースを解説します。
司会「それでは今回、ジャニーズ事務所記者会見に社長、経営陣代理としてやってくれますひろゆき氏の入場です。よろしくお願いいたします」
ひろゆき「へっへっへ…」（サンダル履きでニヤニヤしながら入って来る）
司会「まずは、代理の方から一言お願いします」
ひろゆき「え、はいはい。え～っと、お願いしま～すぅ。へっへっへ」
司会「それでは一社一質問とさせて頂きます。最初に、そちらのハゲの方、どうぞ」
ひろゆき「へっへっへ…」
ハゲの記者「半日新聞のタタラバと申します。ジュリ―氏、ジャニーズの社長が不在の会見ということで、どうなんでしょうか？」
ひろゆき「いいんじゃないすか？なんか問題あります？」
ハゲの記者「…」
司会「それでは、次その後のデブの方、はい…、ハゲの後の…はい」
デブの記者「補償というのは私も申請すれば貰えるのでしょうか？」
ひろゆき「へっへっへ…」
ホリエモンの場合
ホリエモン（堀江貴文氏）は日本を代表するビジネスマンであり、現在ロケット産業の旗手として大注目されています。そんなホリエモンが代理としてジャニーズ記者会見に代理で出たケースを解説します。
司会「それでは今回、ジャニーズ事務所記者会見に社長、経営陣代理としてやってくれます堀江貴文氏の入場です。よろしくお願いいたします」
ホリエモン「…」（不機嫌そうな顔で登場）
司会「まずは、代理の方から一言お願いします」
ホリエモン「え、はぁ。何でオレがこんなクソ会見に対応しなきゃなんねーんだよ」
司会「それでは一社一質問とさせて頂きます。最初に、そちらのハゲの方、どうぞ」
ハゲの記者「樺太新聞のヨモギと申します。堀江さんはロケット開発といっておられますが、ICBMの開発してませんか？」
ホリエモン「うるせーよ。オメーに何が分かんだよ」
司会「それでは、次その後のデブの方、はい…、ハゲの後の…はい」
デブの記者「原子力発電を容認されていますが、あれは核兵器を開発するためのプロセスになるのではないですか？」
ホリエモン「知らねーよ。ジャニーズの会見なんじゃねーのかよ。帰れよデブ」
デブの記者「…」（お前だってデブだろ…）
岸田首相の場合
岸田首相は日本の総理大臣であり、遺憾の名手として世界に名をはせています。そんな岸田首相が代理としてジャニーズ記者会見に代理で出たケースを解説します。
司会「それでは今回、ジャニーズ事務所記者会見に社長、経営陣代理としてやってくれます岸田首相の入場です。よろしくお願いいたします」
岸田首相「…」（口をへの字にして登場）
司会「まずは、代理の方から一言お願いします」
岸田首相「え～、まずは、ん～、これから、え～、代理として、何ができるかを検討してまいります。様々なご意見もあるかと思いますが、え～、様々な検討をさせて頂きます」
司会「それでは一社一質問とさせて頂きます。最初に、そちらのハゲの方、どうぞ」
ハゲの記者「竹島新聞のタカギと申します。ジャニー喜多川の史上最悪の性犯罪、これについて国としての補償はされるのでしょうか？」
岸田首相「えぇ～、その点につきましては、様々な専門家と相談し、長期的かつ効果的に検討してまいります」
司会「それでは、次その後のデブの方、はい…、ハゲの後の…はい」
デブの記者「岸田首相がジャニーズ、スマイルアップの経営に参加するということでしょうか？現在のジャニーが付いたグループ名はどうなりますか？」
岸田首相「ん～、その点につきましては、現段階で検討中です。もし、グループ名が変わらないとうことであれば、えぇ～、遺憾の意を表明することを検討していくことになるかもしれません」
プーチン氏の場合
プーチン氏はロシアの大統領であり、世界一の侵略者として世界に名をはせています。そんなプーチン氏が代理としてジャニーズ記者会見に代理で出たケースを解説します。
司会「それでは今回、ジャニーズ事務所記者会見に社長、経営陣代理としてやってくれますプーチン氏の入場です。よろしくお願いいたします」
プーチン氏「…」（口をへの字にして登場）
司会「まずは、代理の方から一言お願いします」
プーチン氏「人間はいつか死ぬ。ウラー」
司会「それでは一社一質問とさせて頂きます。最初に、そちらのハゲの方、どうぞ」
ハゲの記者「北方領土新聞のオオカタと申します。私も閣下と同じハゲです。一緒ですね。ハハ…」
プーチン氏「…」（会場に紛れ込んでいる親衛隊に何か合図をする）
司会「それでは、次その後のデブの方、はい…、ハゲの後の…はい」
デブの記者「被害者への具体的な対応をお聞きします、どのような対応をしますか？」
プーチン氏「まずは、龍の歯と塹壕で対応させてもらおう。必要ならばミサイルをプレゼントしたい」
まとめ
企業が不祥事や失敗に関して記者会見を開く際は非常にセンシティブになります。しかし、様々な雄弁者をイメージアップすることで、危機にしっかりと対応していくことが可能です。
本記事では記者会見対応の一例について解説させて頂きました。エグゼクティブの皆様の指針となれるような情報となれば幸いでございます。
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