プレゼンでは『声』が重要。発声の特性、効果を認識してプレゼンを成功に導け

働き方

導入

「プレゼン技術向上」、「プレゼンの成功術」、ほとんどのプレゼン解説本はロジックやデータの重要性を説く。それらは聞き手を客観的に納得させるために必要な要素に間違いはない。
しかし、メラビアンの法則や印象研究のデータが示すように、人の印象は5~6割が見た目、声が4割程度、話の内容が1割で決定される。
となれば、当然「見た目」、「声」をブラッシュアップしてプレゼンスキルを向上させた方が圧倒的に効率的だ。
当ページではプレゼンで使用すべき「声」について特記し、どのような声を発すればプレゼンで効くのか考察する。
読者の会社や学校でのプレゼンの成果に少しでも寄与できれば幸いです。面白かった、ためになったという方はまた読みに来てください。プレゼンに関する情報を書いてます。

はじめに

プレゼンの目的を思い出してほしい。プレゼンの目的は「聞き手を共感させ行動させる」ことだ。

ということは、聞き手に共感してもらいやすい、モチベーションを上げる声を目指すということになる。当ページでは、「声の大きさ」、「声の高さ」、「声のスピード」、「声の強弱」、「声の緩急」という5つの側面からプレゼンで有効な声を考察していく。

結論

  1. 声の効果を上げるということは「声の大きさ」、「声の高さ」、「声のスピード」、「声の強弱」、「声の緩急」の調整するということだ。
  2. 聞き手の性質、またはTPO(時と場所と状況)によって声を調整しろ。
  3. サウンドエフェクト(効果音)という技術があることを知っておけ。

本論

1.声の効果を上げるということは「声の大きさ」、「声の高さ」、「声のスピード」、「声の強弱」、「声の緩急」の調整するということだ。

声の大きさ

声は大きければいいと言うわけではない。あくまで聞き手全員にハッキリと聞こえる音量であるかが大事だ。予行時、最後尾に人を配置して小さな声、大きな声で点検することで認識できる。また、ボリュームの大小をつけて重要なワードを浮き立たせることもできる。

  1. 会場最後尾まで届くボリューム
    せまい部屋でシャウトするな。広い会場でつぶやくな。

  2. 予行が大事。実際に人を配置してうるさ過ぎないか、聞こえにくくないか、点検をしろ。
    最前列、最後列、そしてその中間でどのように声が聞こえるか事前に掌握しろ。事前に掌握できなければ、最後列に呼びかけて質問しろ。これはプレゼンの死活問題となる。

  3. 重要なワード、情報を浮き立たせることができる。
    大きな声で演説していたなら急に囁くように重要なワード・情報を伝えてみよう。注目度は高まる。逆もしかりだ。それほどボリュームを必要としてない部屋で話していたのなら、重要ワード・情報を大きな声で言ってみよう。明らかに重要なことなのだと聞き手は取る。

声の高さ

声の高さでロジカルな雰囲気やエモーショナルな雰囲気を醸成できる。

高い声

  • 理解を促す。
  • エネルギッシュな感じを出せる。

低い声

  • 落ち着かせる。
  • 誠実な感じを出せる。

別途「ノンバーバルでプレゼンスキルアップ、印象操作」のページで声の高低について発信しているので参照願いたい。

声のスピード

声を早くすることでロジカルなイメージを出せる。また、遅くすることで信頼感・父性といった落ち着きを演出できる。他にも下記のような効果が見込める。

またやり過ぎはデメリットもあるので注意が必要だ。高い声でまくし立てると耳障りになるし、低い声でだらだら話すとイライラさせる。あくまで特性を考慮して一つのプレゼンの流れの中で使い分けろ

声の強弱

声の強弱はプレゼンのコントラストだ。構造を明らかにさせる。あくまで、強弱セットで使え。

声を強める場合

  • 名前を言うとき。
    自己紹介の時、自分の名前を強調しない人はいないだろう。
  • 固有名詞など覚えてもらいたいワードがあるとき。
    商品名などは強調し、早めに覚えてもらおう。
  • 事柄を強調したいとき。
    センセーショナルなコピーでまとめてもいい。強調すべき。

声を弱める場合

  • 現状を羅列で説明する時。
    聞き手が大体分かっていることは弱めでいい。
  • 失敗談を述べる時。
    もちろん、これからプレゼンで改善していくポイントを述べるための引き立てだ。

声の緩急

声の緩急という側面で考察すべきポイントは1つの文章の中で声の「大きさ」、「高さ」、「スピード」、「強弱」を変化させるということだ。

いくら声の特性を理解して大きさやスピードをこだわったとしても、一つの文章の中で一定だと飽きられる。1つの文章の中でも声の大きさ、スピード…などなどを変化させよう。

声に緩急をつけることによって単調さをさけることができ、聞き手をより引きつけ、共感へとつなげる。


2.聞き手の性質、またはTPO(時と場所と状況)によって声を調整しろ。

誰にプレゼンする?

プレゼン相手は誰だ?会社の上司か?同寮か?ルーキーか?
または、学校の先生か?同級生か?
顧客か?提携先か?
声がもたらすエフェクトを十分考慮して使い分けろ。

  1. 自分より立場の上の聞き手に対して
    声は大きく、高め、ゆっくりと話すと良いだろう。安定感を魅せろ。それが信頼につながり、共感を呼び起こし、行動につなげてくれるだろう。
  2. 自分と同程度のポジションの聞き手に対して
    熱意を魅せたいところだ。お互いライバルにもなりうるプレゼンターと聞き手の関係性を考慮するならば、低い声でスピードを上げて話すべきだ。熱意を持って説得し、協力者に仕立て上げろ。
  3. 商売相手に対して
    ジャパネットたかたさんを参照してもらいたい。または、孫正義さんのプレゼンでもいい。高い声は必須だ。タイムリミットを演出し、危機感を煽る。クロージングはゆっくりと囁くように、もったいぶれ。

TPO

時と場所と状況は声を出すうえで重要な条件だ。

  1. 広くて開けた会場(会議室)
    大きな声で話せばいい。拡声器というツールで語りかけるという手もあるが、マイクに頼るな。聞き手は大勢なのだろう? 大きな声で大多数に熱意を伝えた方が最大公約数的な効果を得れる。
  2. 狭くて閉じた場所
    ボリュームは気にしないでいいようだ。各人に届くような声でゆっくりと落ち着いた声で説得すればいい。聞き手は少人数か?ならば声を小さく、低くして情報の希少性を高める演出をして聞き手を味方につけよう。


3.サウンドエフェクト(効果音)があることを知っておいて損はない。

もし、プレゼンに効果音を付けれるならつけろ。使い過ぎは注意だが、ワードの強調、新製品の発表などで効果はよく出る。その場合、演出サウンドと機能性サウンドがあるということを知っておいてくれ。

演出性サウンド

足音やページをめくる音、風の音など自然界にある音を再生させる。
プレゼンター自身にかかるエフェクトはではないが、プレゼン資料内の自然現象を表現するときに用いる。笑い声なんてものもあるが、コントをやる人以外は必要はないだろう。

機能性サウンド

「結果はっぴょー!」で鳴り響くドラム音をイメージして頂きたい。他にも製品発表時などの幕上げの効果音、登場時の衝撃音などだ。


さいごに…

プレゼンにおいて見た目の次に重要な『声』。当ページでは発声の効果を考察し、紹介した。プレゼンに臨む前に少しでも『声』の予行をすることが成功への近道になるのではないだろうか。当ページの情報が読者のみなさまのプレゼン成功に少しでも貢献できたら幸いです。


また、見た目に関する情報はいくつか記事で書いているので参照してもらいたい。
プレゼンでは見た目が重要、名著『CLASS ACT』から学ぶセルフ・ブランディング技術など…

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