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その20ページの営業資料、商談のときしか使っていませんか?
提案書には、顧客の課題、サービスの違い、導入効果、よくある質問など、見込み顧客が知りたい情報がすでに整理されています。ページをそのまま動画にするのではなく、「1つの疑問=1本のショート動画」へ分解すれば、営業担当の説明を商談前から届けるコンテンツへ変えられます。
BtoB企業では、営業資料を作るために多くの時間を使っています。顧客課題を整理し、サービスの仕組みを図解し、導入効果を数字にし、競合との違いを説明する。その一方で、完成した資料が営業担当のパソコンや社内Driveに眠っているケースも少なくありません。
この情報をLinkedInやYouTube Shortsなどへ再編集すれば、商談を始める前から「どんな課題を解決する会社なのか」「自社に合うサービスなのか」を伝えられます。
LinkedIn for Marketingは2026年の記事で、同社のB2B Marketing Benchmarkをもとに、ショートフォームのソーシャル動画を動画フォーマットの中でもROIを生み出す重要な形式として紹介しています。BtoBだから長い説明だけが必要というわけではありません。短尺では結論を伝え、詳しい内容を資料や長尺動画へつなぐ設計ができます。
- 営業資料にはすでに「動画ネタ」が大量に入っている
- 20ページの提案書を「7本の動画」に分解する
- 動画化するページは3条件で優先順位を決める
- 営業資料をそのまま画面に映すだけでは動画にならない
- 30秒なら「課題→仕組み→根拠→次の行動」で構成する
- 営業資料の「数字」は動画で最も使いやすい
- 導入事例は「会社紹介」ではなく変化を抜き出す
- 動画から「資料請求」へ直行させる必要はない
- SaaSや無形商材の動画素材はHiggsfieldで補える
- 営業担当が毎回ナレーションを録らなくてもいい
- 営業資料をAIへ入れる前に「外へ出してよい情報」を分ける
- 動画を営業担当へ返すと「商談前後」にも使える
- 1回の営業資料から10本をまとめて制作する
- 再生数より「商談に近づいたか」を見る
- 営業資料を記事・動画へ展開したい企業の方へ
- 営業資料の動画化でよくある質問
- まとめ|営業資料を「商談で見せる資料」から「商談を作るコンテンツ」へ
- 参考情報
営業資料にはすでに「動画ネタ」が大量に入っている
営業資料を動画化するとき、資料全体を30秒に要約しようとすると失敗しやすくなります。最初に行うべきなのは、資料から独立して成立するテーマを抜き出すことです。
顧客課題
「なぜ作業時間が減らない?」など課題発見動画へ
サービスの仕組み
複雑な機能を1つの図解へ
導入効果
Before / Afterを数字で見せる
営業FAQ
商談で毎回聞かれる質問へ回答
特に使いやすいのが、営業担当が商談で何度も説明しているページです。同じ説明を10社にしているなら、そのテーマには高い確率で共通ニーズがあります。
20ページの提案書を「7本の動画」に分解する
たとえば、業務効率化SaaSの営業資料が20ページあるとします。それを20本にする必要はありません。顧客の意思決定に関係する部分へ絞ります。
📑 20 PAGE DECK → 🎬 7 SHORTS
「なぜExcel管理では限界が来る?」
「このサービスは何を自動化する?」
「導入前後で何が変わった?」
「既存ツールとの違いは?」
「利用開始まで何日かかる?」
「料金は何で決まる?」
「導入が向かない企業は?」
営業資料を「会社が伝えたい順番」から「見込み顧客が知りたい質問」へ変換するのがポイントです。
動画化するページは3条件で優先順位を決める
資料のどこから始めるか迷ったら、動画向きかどうかを3つの基準で判断します。
🔥 VIDEO PRIORITY SCORE
共通ニーズが強い
短尺でも理解しやすい
営業効率につながる
3点なら優先して動画化。0〜1点なら資料のままでも構いません。
営業資料をそのまま画面に映すだけでは動画にならない
PowerPointを縦画面へ縮小し、ナレーションを付けただけではスマートフォンで読みにくくなります。営業資料は会議室のモニターやPC画面を前提に作られているためです。
SLIDE → SHORT VIDEO
営業スライド
タイトル
グラフ
説明文
注釈
ロゴ
全部表示
ショート動画
1メッセージ
1数字
1図解
1CTA
「資料を小さくする」のではなく、「情報量を減らして大きく見せる」と考えましょう。
30秒なら「課題→仕組み→根拠→次の行動」で構成する
BtoB動画でも、会社紹介から始める必要はありません。「株式会社○○は2010年に創業し…」ではなく、顧客が困っていることから入ります。
⏱️ 30 SEC BtoB STORY
0〜4秒|課題
「毎月、請求書確認に20時間使っていませんか?」
4〜10秒|解決の仕組み
「この3工程を自動化します」
10〜21秒|根拠
画面・フロー図・導入事例・数値を表示
21〜26秒|対象者
「月100件以上を処理する企業向け」
26〜30秒|次の行動
「詳しい導入事例は関連動画へ」
TikTok for BusinessのB2B Lead Generation Guideでも、既存アセットの再活用、縦型化、簡潔なテキスト、重要メッセージの早期提示、明確なCTAなどが推奨されています。営業資料を動画へ変換するときにも応用しやすい考え方です。
営業資料の「数字」は動画で最も使いやすい
BtoBの提案書には、工数削減率、導入期間、コスト、利用企業数、処理時間など数字が多く含まれています。すべてを表にするより、重要な数字を1つだけ大きく表示するとショート動画で伝わりやすくなります。
DON’T SHOW THE TABLE. SHOW THE CHANGE.
BEFORE
20時間
月間確認作業
AFTER
6時間
導入後
※数値を使う際は実績の条件・対象範囲が分かるようにします。
導入事例は「会社紹介」ではなく変化を抜き出す
導入事例もショート動画へ再活用しやすい営業資産です。ただし、インタビュー全文を短くするのではなく「課題→導入→変化」の1ストーリーを切り出します。
BEFORE
月末処理が特定担当者へ集中
CHANGE
承認フローをシステム化
AFTER
担当者以外でも処理可能に
顧客名やロゴ、実績数値を外部へ公開する場合は、営業資料への掲載許可だけでなくSNS動画への利用範囲も確認しておきましょう。
動画から「資料請求」へ直行させる必要はない
ショート動画を見たばかりの人へ、いきなり「商談予約」を求めても温度差があります。見込み顧客の検討段階に応じて次の行動を変えます。
| 視聴者 | 動画 | 次の行動 |
|---|---|---|
| 課題を知った段階 | 課題解説 | 関連記事・関連動画 |
| 比較中 | 機能・導入事例 | 詳しい事例・サービス資料 |
| 導入検討中 | 料金・導入フロー | 問い合わせ・デモ |
YouTube Shortsでは、条件を満たすチャンネルなら公開後に「関連動画」を設定し、自社チャンネルの動画・Shorts・ライブ配信へ誘導できます。30秒の課題動画から5分の導入事例へつなぐ、といった設計が可能です。
SaaSや無形商材の動画素材はHiggsfieldで補える
BtoBサービスでは、物販のように商品を机に置いて撮影できないケースがあります。SaaS、コンサルティング、金融、業務支援などは「何を映せばいいか分からない」という問題が起こりやすい分野です。
営業資料の「静止画」を動画素材へ広げるならHiggsfield
HiggsfieldのMarketing Studioには、広告、Motion、ポスターなど複数のクリエイティブ形式があります。特にMotion Designは、物理的な商品がないソフトウェアやデジタルサービス向けに、ロゴやWebサイトを入力として使える形式として案内されています。
提案資料の図をそのまま流すだけでは画が弱いときに、サービスの世界観や導入部分を補う映像として使えます。実際のUIや機能説明は、正確性を優先して実画面を使い分けましょう。
Higgsfieldを確認する紹介リンク経由の割引内容・対象プランはアクセス時の表示をご確認ください。
営業担当が毎回ナレーションを録らなくてもいい
営業資料から10本、20本と動画を作ると、今度はナレーション収録が負担になります。社員が出演しなくても、図解や画面収録とAI音声を組み合わせれば説明動画を作れます。
営業資料からナレーションを作るならElevenLabs
ElevenLabsのStudioはPDF、DOCX、TXT、HTML、URLなどを読み込めるため、既存資料や原稿を音声コンテンツへ変換できます。動画や画像を読み込み、タイムライン上でナレーションや字幕を組み合わせることも可能です。
毎回営業担当が録音しなくてもシリーズの声を統一できます。ただし、企業名、サービス名、専門用語、数字の読み方は公開前に必ず確認しましょう。
ElevenLabsを確認する営業資料をAIへ入れる前に「外へ出してよい情報」を分ける
BtoB企業で生成AIを使うとき、制作効率より先に確認したいのが情報管理です。営業資料には公開ページにはない情報が含まれていることがあります。
🔐 動画化・AI投入前の確認
□ 顧客名・担当者名を外部公開してよいか
□ NDA対象の数値や図が含まれていないか
□ 社内限定の価格・原価情報がないか
□ 導入実績をSNSでも利用できるか
□ 画面キャプチャに個人情報がないか
□ AIサービスへ入力してよい情報か社内ルールを確認したか
公開可能な営業資料だけで制作する、顧客名を匿名化する、AIへ渡す前に機密部分を削除するといったルールを先に決めておきましょう。
動画を営業担当へ返すと「商談前後」にも使える
作ったショート動画はSNS投稿専用ではありません。営業担当が商談前後に送るコンテンツとしても再利用できます。
🤝 MARKETING → SALES
サービス概要動画を送る
質問されたFAQ動画を送る
導入効果動画を共有してもらう
関連事例を継続配信する
マーケティング部だけで動画を持つのではなく、営業部も使える「説明素材」にすると、営業資料を動画化する意味がさらに大きくなります。
1回の営業資料から10本をまとめて制作する
効率化するなら、1本投稿するたびに営業資料を開く運用は避けます。四半期ごと、サービスごとなどにまとめて動画テーマを抽出します。
📦 1 SALES DECK → 10 CONTENTS
再生数より「商談に近づいたか」を見る
BtoBのショート動画は、BtoC商品のように何百万回再生されなければ意味がないわけではありません。100人しか見ていなくても、その中に対象企業の意思決定者が含まれていれば価値があります。
説明まで見られたか
詳しい資料へ進んだか
検討が深まったか
商談へつながったか
可能であれば、動画から資料ページへのアクセス、問い合わせ、商談化までを追い、どのテーマが営業成果へ近かったかを確認します。
営業資料を記事・動画へ展開したい企業の方へ
社内に眠る「営業ノウハウ」を顧客向けコンテンツへ変換します
本ブログ編集部では、営業資料、導入事例、FAQ、既存記事などを整理し、SEO記事・比較コンテンツ・ショート動画企画へ再設計しています。すでに社内にある情報資産を活かし、「何を発信すればよいか」という段階から設計できます。
相談のみでも歓迎です。原則24時間以内の返信を心がけています。ランサーズなどのサードパーティを介したご依頼にも対応できます。
営業資料の動画化でよくある質問
営業資料を全部公開しても問題ありませんか?
公開用資料と営業限定資料を分けることをおすすめします。顧客名、個別価格、未公開機能、NDA対象情報などが含まれる資料は、そのまま動画へ使用しないようにしましょう。
社員が出演しなくてもBtoB動画は作れますか?
作れます。営業資料の図解、サービス画面、字幕、ナレーションだけでも成立します。複雑な機能では実際の画面収録を使い、補助映像や音声だけAIで制作する方法もあります。
LinkedInとYouTube Shortsでは同じ動画を使えますか?
元となる素材は共通化できます。ただし、投稿文や次の導線は媒体に合わせて変える方がよいでしょう。LinkedInでは業界課題や意見を添え、YouTube Shortsでは関連動画へつなぐなど、それぞれの機能を活用します。
最初に何本作ればいいですか?
まず5〜10本程度で十分です。課題、導入事例、比較、FAQなど切り口を変えて公開し、視聴維持や資料閲覧、問い合わせへのつながりを確認してから増やします。
まとめ|営業資料を「商談で見せる資料」から「商談を作るコンテンツ」へ
営業資料には、見込み顧客の課題、サービスの仕組み、導入事例、比較、FAQなど、BtoBコンテンツに必要な材料がすでに入っています。
資料を選ぶ → 1つの疑問へ分解する → 図や数字を大きく見せる → 30秒で回答する → 詳しい資料・事例へつなぐ。
この流れを作れば、新しい動画企画を毎回ゼロから考える必要はありません。
まずは営業担当に「商談で毎回説明しているスライドはどれですか?」と聞いてみましょう。その1ページが、最初のショート動画候補です。
参考情報
LinkedIn for Marketing「Three Principles for Effective B2B Video Brand Building」
https://www.linkedin.com/business/marketing/blog/customer-stories/b2b-video-brand-building/b2b-video-brand-building
LinkedIn for Marketing「13 Tips for Compelling B2B Video Content on LinkedIn」
https://www.linkedin.com/business/marketing/blog/content-marketing/13-top-tips-for-compelling-b2b-video-content-on-linkedin
TikTok for Business「Lead Generation Guide」
https://ads.tiktok.com/business/library/TikTok_B2B_Lead_Generation_Guide.pdf
YouTube ヘルプ「YouTube ショート動画に関連動画を追加する」
https://support.google.com/youtube/answer/14075157?hl=ja
Higgsfield「Marketing Studio」
https://higgsfield.ai/marketing-studio-intro
ElevenLabs「What is Studio?」
https://elevenlabs.io/docs/help-center/product/studio/studio/what-is-studio
※SNS・AIサービスの仕様や機能は変更されることがあります。また、営業資料・顧客事例を外部公開する際は、自社の情報管理ルール、契約、顧客との利用許諾などを確認してください。
















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