『 2040年の未来予測』から読み解く未来

働き方
2040年の未来予測

著者:成毛眞(なるけ まこと)
1955年北海道生まれ。元日本マイクロソフト代表取締役社長。

導入

人口減少、超高齢化社会到来、環境問題、未来に対する不安は増大する一方。しかし、希望がないわけではない。それはテクノロジーの進化だ。
AI技術の進展と浸透は社会インフラに影響を及ぼすだろう。そして、それは人々の生活を一変させていくことになるだろう。
本著はそれら技術革新の変数をかけながら未来を予想していく名著である。技術の進歩によりいくらでも未来は変わり続けるだろう。

本著の要点
  1. 新しいテクノロジーは当初受け入れられない。しかし、確実に未来を変革する。
  2. 6Gの普及。
  3. 超高齢化社会は日本をより貧しくする。
  4. 年金制度への不安。自ら資産形成せよ。
  5. 環境問題の重大性
  6. 未来を予測して備えよ。

内容要約紹介

テクノロジーの進歩を受け入れよう

・真新しいテクノロジーは当初、大衆は拒絶する。テレビゲーム然り、スマートフォン然り。そして、新しいテクノロジーは〝今あるテクノロジー〟の組み合わせで誕生する。よく〝今〟を見渡せば未来は見えてくる。

・IOTは5Gでより加速する。そして6G時代になると完全にデータ通信はオンタイムで同時多発的につながる。あらゆるものをネットでつながり、合理化、効率化し、社会インフラ、労働環境などを激変させる。

超高齢化社会到来

技術革新が施されなかった絶望的な2040年
2040年代の日本は貧しい。物価がほぼ上がっていない現状が劇的に改善するとはどうしても思えない。外国人が日本に旅行に来るのは「安いから」。
そして、労働人口の減少と同じく社会保障費の増大。働かない若者より、働かない老人が問題になる。そして、日本の財政は圧迫され、悲惨なものになる。
2040年、老人ばかりになった日本は社会保障関係のコストが190兆円に膨れ上がる。労働人口1人が1.5人の老人を養う世界になる。


上記は何も技術革新が付与されなかった絶望的な未来である。老人の受診回数を下げる工夫とサービスにかかる人件費をテクノロジーの進歩で削減していくことは可能。AIの健康状態予測・把握により未病を継続させる、遺伝子治療の活用などで医療コストは削減できるはずだ。

未来の経済

年金制度への不安
老人に比べ、若い世代が損をするのは必然。ただ、年金制度は崩壊しないだろう。額は期待できないだろう。年金受給年齢は70歳程度まで上げなければ現在の期待値は望めなくなるだろう。

政治リスクの高まり
銀行にただ預けていても年0.01%程度の時代。自身で資産運用する必要が出てくる。市場は企業業績に左右されるより政治リスクに影響されるようになる。

2040年の老人社会を生き抜くには、資産形成にインデックスファンドを勧める。投資信託、ETFなどは年利数%を出すものも多い。資産を守るなら個別株よりインデックス投資。長生きリスクに備えよ。

私たちの生活

2040年代、環境問題は益々申告になり、人口増加による食糧危機も起こるだろう。人口肉や昆虫色、水資源確保が重要になってくる。

地価は新型コロナ下で刷られた金により一定期間盛り上がるかもしれない。株式から不動産投資へ行く流れがあるからだ。日本は安い国なので、海外マネーにより不動産の買い付けが進む。そして、地下が上がるかも知れない。

自然災害は地球温暖化により益々深刻になる。熱帯地域の自然災害が日本で起こることも予想される。第一次産業は不可避の構造改革を行うことになるだろう。

2100年までに地球の平均気温は4度上昇するとされている。海面上昇によりタイのバンコクの2/3は水没。海洋生物の多くも死に直面する。食糧事情も大きく変わることになるだろう。想定される未来を避けるために、今できることは化石燃料使用の回避、企業活動における二酸化炭素排出の削減など。また、現在生きている人間が地球を次世代につなぐという意識を持つ必要がある。

おわりに…

未来は不安だらけである。しかし、それらは進歩し続けるテクノロジーを加味していない。テクノロジーは時に信じられない進化を果たす。そして、その進化は人類の生活そのものを変えてきた。二酸化炭素削減、SDGsへの意識など今できることはする。そして、テクノロジーの進化に期待を持とう。

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